天才はしつこい 突き抜けた成果を出す80の思考をレビュー

書評

天才はどこまでしつこいのか?

評価 :4/5。

正直、タイトル負けしている。そんな気がします。ですが、読みやすく参考になることは沢山書かれていると言う印象ですね。

簡単に読めて、自分に合った部分を参考にすればいいでしょう。

読みやすさが良い

80の思考ということで、80に分かれています。そして、1つの思考に対し数ページなので簡単に読めます。例題もあるので、分かりやすさもあります。

気になる部分から読んでも全く問題ありません。

もちろん、最初から通して読んでもいいでしょう。しかし、気にならないタイトルの場合は読み飛ばしてもいい。数ページ間隔なので、損した気持ちにもなりません。

著者が芸術大学の講師なので、デザインよりになっている部分があります。ですが、それもあまり気にならないんじゃないかな?と思いますね。また、訳者がいいのかテンポよく読めます。80もの思考があるので、一気に読む必要もないのがいいですね。

一貫性はない

専門書みたいに、一貫性はありません。1つのテーマを何章にも分けているわけではないので、読んで行くと矛盾に気づくこともあるでしょう。

しかし、この人にはこれがあう。でも、こっちの人にはこれがあう。そう考えると、一貫性は必要ないような気もします。まー、一貫性を持った本が好きな人には物足りないかも知れませんね。そして、科学的・・・のような裏付けもそんなにありません。

この偉人はこうだった。そんな感じですね。

たまーに、心理学が。など出てきますが、基本的にはエビデンスはありません。

気づきは多い

80ものセクションに分かれていますから、気付きは多いと思います。

自分が興味がない分野などでは、「あー、こんな考え方もあるのか」と感じる部分もありました。ジャンルで言うと自己啓発系になると思いますが、簡単な読み物としてもいいでしょう。

知らないことを知れる。こういった部分は読んでいて楽しいと思います。

古い引用もある

引用自体が古く、今の時代で通用するのか?と思う部分もありました。ただ、それが悪いわけではなく、そういう時代があったからこそ。そう思わせてくれました。

オフィスチェアの始まりとかも、興味が湧きましたね。

古き良き時代と言う言葉もあるぐらいですからね。全部が良いとは言えませんが、そういったことも楽しめますね。日本では、古き悪しき習慣なんてものもあります。外国にもあるとは思いますが、時代を築いてきた偉人は海外には敵いませんよね(笑)

まとめ

直近で読んだ本の中では、高めの評価じゃないでしょうか。読みやすさと、気楽さが良かったですね。気づきも多くあったので、そこはGoodです。

ただ、何度も読むような本ではありません。

1度サラッと読めばそれでいいでしょう。気になる部分だけ読み返してもいいですね。なんなら、気に入った部分だけ切り取って、小冊子にしてもいい(笑)

久しぶりに気楽に読めて、楽しめました!

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