天才はどこまでしつこいのか?
正直、タイトル負けしている。そんな気がします。ですが、読みやすく参考になることは沢山書かれていると言う印象ですね。
簡単に読めて、自分に合った部分を参考にすればいいでしょう。
読みやすさが良い
80の思考ということで、80に分かれています。そして、1つの思考に対し数ページなので簡単に読めます。例題もあるので、分かりやすさもあります。
気になる部分から読んでも全く問題ありません。
もちろん、最初から通して読んでもいいでしょう。しかし、気にならないタイトルの場合は読み飛ばしてもいい。数ページ間隔なので、損した気持ちにもなりません。
著者が芸術大学の講師なので、デザインよりになっている部分があります。ですが、それもあまり気にならないんじゃないかな?と思いますね。また、訳者がいいのかテンポよく読めます。80もの思考があるので、一気に読む必要もないのがいいですね。
一貫性はない
専門書みたいに、一貫性はありません。1つのテーマを何章にも分けているわけではないので、読んで行くと矛盾に気づくこともあるでしょう。
しかし、この人にはこれがあう。でも、こっちの人にはこれがあう。そう考えると、一貫性は必要ないような気もします。まー、一貫性を持った本が好きな人には物足りないかも知れませんね。そして、科学的・・・のような裏付けもそんなにありません。
この偉人はこうだった。そんな感じですね。
たまーに、心理学が。など出てきますが、基本的にはエビデンスはありません。
気づきは多い
80ものセクションに分かれていますから、気付きは多いと思います。
自分が興味がない分野などでは、「あー、こんな考え方もあるのか」と感じる部分もありました。ジャンルで言うと自己啓発系になると思いますが、簡単な読み物としてもいいでしょう。
知らないことを知れる。こういった部分は読んでいて楽しいと思います。
古い引用もある
引用自体が古く、今の時代で通用するのか?と思う部分もありました。ただ、それが悪いわけではなく、そういう時代があったからこそ。そう思わせてくれました。
オフィスチェアの始まりとかも、興味が湧きましたね。
古き良き時代と言う言葉もあるぐらいですからね。全部が良いとは言えませんが、そういったことも楽しめますね。日本では、古き悪しき習慣なんてものもあります。外国にもあるとは思いますが、時代を築いてきた偉人は海外には敵いませんよね(笑)
まとめ
直近で読んだ本の中では、高めの評価じゃないでしょうか。読みやすさと、気楽さが良かったですね。気づきも多くあったので、そこはGoodです。
ただ、何度も読むような本ではありません。
1度サラッと読めばそれでいいでしょう。気になる部分だけ読み返してもいいですね。なんなら、気に入った部分だけ切り取って、小冊子にしてもいい(笑)
久しぶりに気楽に読めて、楽しめました!